年末から、2011年3月に卒業見込みの方を対象とした新卒採用セミナーを何度も開催してきました。
私もスピーカーとして参加し、数千人の学生さんにお会いしていますが、こういう不況期になると、とにかく真面目というか、シーンと大人しく、萎縮したような空気を肌で感じます。
まずはたくさんの会社をまわらなければと、焦りや不安を抱えてひたすら動いている印象もあります。
そのためかどうか、ネクストへのエントリーも昨年の同じ時期に比べて約2倍に増えました。
就職活動で苦労していた先輩の様子も実際に見ているでしょうし、しかも、さらに状況は悪化しているという報道も多い。
不安になるのはとてもよくわかります。
でも、とにかく内定をとることだけが目的になってしまったり、不景気だから安定している会社がいいというような目先のことにとらわれて、本質的なことを見失ってはいけません。
学生から社会人になるこの時期は、自分が本当にやりたいことは何か、じっくり考えるいい機会です。
やりたいことといっても、単に好きだとか楽しいといった個人的な理由だけでは趣味になってしまうので、そこには社会的意義が必要です。
自分が好きでやりたいと思うことと、社会的に求められているものが重なった部分が、本当にやるべきこと、その人の天職になるのだと思います。
そういう軸を見極めるために、10年~30年くらいの中長期的な視野でよく考える、そして、多くの会社を知り、その軸に合った理念を持った会社を探す、それが本来の就職活動だと私は思います。
これは聞いた話ですが、明治維新の頃、あれだけ大きく社会を変える原動力になったのは、一説によればたった150人程度の若い志士だったといいます。
採用セミナーは、毎回150人くらいの会場だったので、会場にいる学生一人ひとりが幕末の志士のように本気になれば社会を変えることだって不可能ではない。
参加してくれた学生さんには、そんなお話もさせていただきました。
時代とか世相とか不況とか、そんなことは大きな問題ではありません。
今の日本で、五体満足で、食べるものや着るものに困ることもない、非常に恵まれた環境にいるのだから、悲観的にならずに、「いっちょ何かやってやろう!!」という気概を持ってほしい。
こんな時代だからこそ、本質的によく考えて、自分の可能性を切り拓いて欲しいと思っています。
「ピンチはチャンス!」
次世代を拓く若きリーダーたちの台頭を心から願っています!
そのための応援は個人的にもネクストとしても惜しみません!