株式会社ネクスト






ネクスト井上高志の社長ブログ





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1968年生まれ。横浜市出身。1991年にリクルートコスモス入社。 リクルートを経て、1995年にネクストホームを創業し、 1997年に株式会社ネクスト設立、代表取締役に就任。
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「普通の人」が上場企業をつくる40のヒント
「普通の人」だからこそ
ナンバーワン企業は作れます。
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2009年の振り返りと 2010年の展望
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2010.01.05 (火) PM:06:26:33
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新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします!

あらためて2009年を振り返ってみると、内部環境、外部環境ともに多くの施策を行ったと思います。

ご存知のように、リーマンショック以来、経済環境はひどい状況が続いています。
毎週のように私の耳にもあそこが倒産したとか、あそこは民事再生に入ったとか、暗い話がとにかく多い。
そういった会社から増資の依頼や営業譲渡の話が来ることも多く、みんな必死だけど出口が見えない状態のようです。

もちろん市況の悪化を嘆いてばかりでは仕方がありません。

これまでも幹部に対して「外部環境のせいにするのは禁止、不況のせいにしていいのはシェア70%を取った大企業だけだ、我々はベンチャーなのだからどんな環境下でも切り拓き続けなければならない」と伝えてきました。
そう考えて、どんなに逆風が吹き荒れるなかでも、それを突破できる内部環境の構築に力を注いできました。

特に持論の
「価値創造=人×情熱×仕組化」という組織の方程式にしたがって、ネクストで2年前から推進している「日本一働きたい会社」を目指すプロジェクトの施策として「組織づくり」と「人づくり」にかなりのパワーを費やしてきました。

そして「日本一働きたい会社」プロジェクトが目に見える形で動きはじめ、社員にも具体的な成果が伝わってきました。
実際に全社員を対象に毎年実施している従業員モチベーションサーベイでも、人材育成関連の項目では全社で高い満足度となっています。

またこの1年くらいは、会社の規模が大きくなってきたことに対する打ち手として、縦横の情報やコミュニケーションをいかに活性化するかということに注力しました。
その一環として現場リーダーと私が本音で語り合う「ミドルセッション」というものを実施しました。
その中から「自分たちも中期経営計画の策定に協力したい」という声があがり、年末には13件の経営への提言が現場発であがってきたのはうれしい成果です。


外部環境に視点を移すと、これだけ不動産不況が叫ばれ続け、新築住宅の着工も供給戸数も大幅に減少する中で、売上・利益ともに2ケタ成長を続けているのは不況に強いビジネスモデル、インターネット広告市場の2ケタ成長、優秀な人財の採用と成長、顧客フォロー体制の強化などの複合的な要因のためと考えておりますので、今後の市況の回復に伴って、さらに成長スピードを上げられるのではないかと思っています。

巷でのHOME'Sの知名度や利用度も3年前とは比べものにならないほど、良く耳にするようになり、多くのエンドユーザーに支持されていることが体感できるようになりました。


そして、昨年うれしかった成果のもうひとつがLococomの進化です。
2008年PC版サイトのリニューアル、2009年モバイル版サイトのリニューアルなどを経てLococomのストラクチャーは飛躍的に良くなりました!

クチコミの投稿数もかなり増え、社外の方々からも「これからが期待できますね!」とか「あれはいろいろ使えそうですよね」「提携したい」などの声をかけられることが多くなりました。
足かけ3年を過ぎて、他にないユニークなビジネスモデルとして期待される存在になってきたのだと思います。

Lococom事業ではまだまだやりたいことが多すぎて、タスクリストにはものすごい数のアイデアや夢が並んでいる状態です。
そうしたタスクをひとつひとつ優先順位をつけてやり続けてきて、手ごたえを感じられるレベルになってきたと感じています。

振り返ればHOME'Sもごく小さな規模から始めて、メディアと呼べる規模になるまで7~8年はかかりました。
Lococomは、HOME'Sよりは大規模なスタートでしたが、オープンからの3年は、メンバーみんなでがんばって、ストラクチャーを作ることに精一杯になっていました。
2009年末に骨格までほぼ出来上がったので、2010年はLococomプラットフォーム上で「実現したいサービス」に注力できることが非常に楽しみです。


組織づくりにしても、HOME'Sにしても、Lococomやその他の新事業や子会社にしても、やるべきことは色々ありましたが、原点に立ち返って、重要なものにしっかり取組んで次のステップにつなげる基礎を整えられたと思っています。
あとはその基盤を強化し、新しい挑戦をし続ける風土を作り上げていきたい。


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そして2010年が始まりました。

明るい未来が描ける予感がしています。

キリの良い時代の幕開けは短期的視点だけではなく、10年、20年先を見据えた長期的な議論が活発になるよい節目だと思います。
そして自然に人々が未来に目を向けやすくなるマインドになるタイミングでしょう。

目先の売上げや利益だけではなく、中長期で取り組むべき本質的な目標と戦略を定める絶好のチャンスだと思います。

2020年までの10年間に「世界の中の日本」、そして「日本の中のネクスト」はどんな存在であるべきかを考え実行していくことが必要です。
この10年間にやるべきことを定め、現在とのギャップを埋めていくような取り組みが必要になるでしょう。
強い意志で、環境に左右されず、ブレない信念を持って取り組みたいと思います。


ネクストには、
 「高い目標を掲げ、現在の自分と比較・逆算し、達成への明確なルートを描く」
というガイドラインがあります。


そのために、私自身の2010年のあるべき姿は、
 「マネジメントの黒子に徹する」
ことだと思っています。

たとえ私というリーダーがいなくても、リーダーシップが発揮され、マネジメントが機能し、(ビジョナリーカンパニー流に言えば)時を告げる時計が正確に時を告げ続ける「仕組み」を作り上げ、次々にイノベーションが生まれるような、そんな究極の作品としての会社ネクストを創り上げていきたいと常々考え、実行してきました。


社員にとってみれば2010年から「マネジメントの黒子」として役割を実行する私の「影響力」は文字どおり影に隠れてわかりにくくなるかもしれませんが、長い時を経たときに「ああ、なるほどこういうことだったのか」と深く実感してもらえるように取り組んでいきます。

そのための方針は、
・トップマネジメントチームのさらなる強化
・徹底して優秀な人財を集め続ける
・イノベーションの風土を強化
・徹底力
・真理の探究
が必要だと考えます。

言い換えれば、
 最高のチームをつくり上げ、
 一歩一歩確実に進め、
 本質からぶれないようにマネジメントし、
 普遍的な志を形にすること
になります。


ドラッカー曰く、
「客観的な指標によって、3年から5年後に倍の規模に
 成長することが明らかになったならば、
 やがて必要となるトップマネジメントチームの構築が
 急務である。」

「成功は常に、その成功をもたらした行動を陳腐化する。
 新しい現実をつくりだす。
 新しい問題をつくりだす。」

「もはや企業家的なイノベーションをマネジメントの
 枠外ないしはその辺境に位置づけることは許されない。
 イノベーションこそ、マネジメントの中核に
 位置付けなければならない」

「イノベーションの真贋は、
 価値を創造しているかによって判定される。
 イノベーションとは顧客にとっての価値の創造である。
 新奇さは面白いだけである」

 

2005年から2008年の3年間は事業推進は可能な限り、現場の責任者に放任主義を貫くことで経営幹部としての成長を促してきたつもりです。
その結果、役員、事業部長、幹部社員は大きく成長してくれたと実感しています。

2009年は組織の急速な規模拡大に伴う、現場オペレーションのブレを確認し、修正し、現場の若手リーダー自らが革新もできるようにするための「3年ぶりの現場介入年度」でした。(現場の長にとっては相当うるさい存在だったと思います(笑)

そして2010年からは究極の作品としての会社づくり、組織づくりのために先述したように
「マネジメントの黒子」
として徹底的に方針を具現化していきます。

 

当面は厳しい環境が続くでしょう。

でも、ネクスト社内では着実に力強い息吹きをいたるところで感じますし、外がどんなに逆風が吹き荒れていても普遍的な良いサービスを生み出していけるという予感があります。


昨年一緒にがんばってくれたメンバーのみんな、
あらためてありがとう!

2010年もまた決意も新たに共に頑張りましょう!!

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